むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

ふしぎな運

 運はひとの努力で呼び込めるものでもなければ、つなぎ止めておけるものでもない。どこからともなくやって来て、ひとの手の決して届かないところで物事の左右を決して去っていく。

 そういうもの。それだけにとても歯がゆい、悔しい思いもするけれど、運なくして何かをなし遂げられる人はいない。

自責の重み

 「他責」で考えがちな現象に対して、「自責」の視点を持ち込んでみると、それまではしようがないと思いがちだったことに対して、驚くほど、自分ができたはずのことが見えてくる。

 「他責」で考えていると、問題の解決は他人任せになってしまうが、「自責」で考えてみると、その問題に対して、自分が貢献できる解決策がわずかながらでも見えてくる。

断つ発想

 質素に暮らしたいとねがいながら、たくさんのモノを常に持とうとし、なくなったら買い足すことに躍起になっている。

 見直す。

 本当に必要か。ときどき自分に問うて、しかも買わずにすます方法はないのかという発想をともなって考えてみる。

谷川さんと樹木さんが鳥取で対談予定

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「野の花通信」27号が来た。

 いつものことながら、しばし、「死」について考える。読んだら、すぐ忘れるけど。

 徳永医師が「あいさつ、大切だなと考えられる」と書く。

 長いのではし折る。最後で、こう結ぶ。「かける言葉に心がくっつく。人が毎日、家を出、家に帰る時のあいさつ。それがそっくり、死の時にも交わされる」。

 講演会がある。

 詩人の谷川俊太郎さんと、女優の樹木希林さんが「死ぬときぐらい好きにさせてよ」で対談(3月19日、鳥取)する。

 「野の花通信」が舞台になって、劇団民藝が2月4日から14日まで演じる。

 

ちいさなこと

 できない理由を探すから、不可能に思える。できる理由を探していけば、不可能を可能にする方法が必ず見えてくる。

 達成できないと思えてしまうのは、一つひとつの小さな目標を達成する速度が常識的だから。目標を達成するのにかける時間は、常識から計算してはいけない。

 常識などは忘れて、まず最終目標をいつまでに達成するかを決めてしまう。そこから逆算し、個々の小さな目標をクリアするのにかける時間を割り出す。