むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

2015-02-03から1日間の記事一覧

精神的な支えのBob Marley

大学を出て、猛烈に働いた。会社には入らず、フリーの道を選んだ。アンカーマンになって、友人のいるパリに行った。 2年間、絵ばかり見て歩いた。シテ島をねぐらにしていたので、便利だった。ロアール川沿いにも足をのばすようにもなった。長期にロンドンに…

スイセンの艶を長見義三から学んだ

昭和10代作家の一人、長見義三(ぎぞう、1908-1994)は、昭和14年上期に芥川賞筆頭候補になった。戦後、小説から遠ざかったが、耳に、目に残る美しい文章を書いた。 「水仙」は、昭和11年9月「作品」に発表された。 産んだ子を里子にだしな…

「マキタスポーツって雑誌は切らしています」

笑えた。 午前中、いきつけの本屋さんに、急いで入った。 いつもの店員さんがいなかった。つい、目の合った店員さんに「マキタスポーツの新刊探しているんですけど、見当たらないんで、お願いします」と頼んだ。 これがいけなかった。 すると、10分もして…

又吉が出ているのに、なぜか、いまいち?

Eテレの「オイコノミア」。又吉がナビゲーターになっている番組だ。 古代ギリシャ語で、エコノミクスの元になった言葉だ、そうだ。 アベノミクスほど、なじみがない。番宣の口上が、固い。 「時代の荒波を乗り越え、この国を担う若者たちへメッセージを送り…

少年時代の本多秋五

本多秋五先生の”落ち穂拾い”をはじめて30年になろうか。先達の評論家のような確たる研究は、力量不足でおよばない。名古屋タイムズでの新聞記者時代、いまは亡き木全円寿さん(同人雑誌『北斗』前主宰者)の「地元・挙母に残した本多資料を探せ」との指導…