むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

2015-03-03から1日間の記事一覧

家のちから

人間と家は似ている。明るい家もあれば、陰気な家もある。 外側は立派に見えても、内部は貧弱なのもある。 外からは魅力がきわめて乏しくても、内部は親しみやすくて暖かいものもある。

可能性のぷれぜんと

子どもが「チャレンジしてみたい」と言ってきたことは、できる限りこたえた。 「つまらない」から、「飽きた」から、「うまくできない」から、でやめさせることはしなかった。 「わがまま」を認めてしまい、次から次へと興味のあるものに移っていくだけでは…

崖っぷちの若者 宮本みち子・放送大学教授に聞く。【1】

就職しない、家を出ない、結婚しない――。「大人になれない若者」が減少しない。子育て、家族のあり方、教育、社会学の視点から新たな方向性を示唆する放送大学教授宮本みち子さん(社会学博士)に、打開策を伺った。 ーー 宮本先生は今、「若者たちは崖っぷ…

呼吸しあうココロ

100人に取材をすれば、100人分の責任感がのしかかる。 ルポは実名を使うから、相手と信頼関係を築かないといけません。一回目で話が噛み合わなかったら、また相手を訪ねて何度も話を聞く。 「私」の思い、悩みを入れた自分の視点をルポのなかに書かないと、…

梅干しひとつのシアワセ

おにぎりなのですから、たくさんのおかずはいりません。 梅干し一つだけ「真ん中」があれば、それで充分です。 シンプルな食事や服のほうが、美しい。 新しいものに飛びつかず、古いものに立ち返る。

七つの不思議

一方的に与えられるものだけが「問題」なのではない。 「問題」は、それぞれの人間がつくるべきものなのである。 テレビはなぜ見えるんだろう、と考えた子どもは、そのとき、見事にひとつの「問題」を自分でつくった。 自分で「問題」をつくり、考え、解くこ…

どっかで繋がっている

[ となりの人が何を言っているのか、何を考えているのかよくわからなくたって、別にいいじゃないか。 親や子どもと、とりあえず日本語が通じて、一緒に暮らせて、触れると温かくて、作ったご飯を食べてくれるなら、もうそれで十分でしょう。 ひとって、そう…

しあわせがいい?

しあわせを感じているときのほうが、リスクを冒すことも、他人と関わることも、拒絶や失敗を受けいれることも、積極的にできる。 反対に、しあわせだと感じていないときは、自己防衛に走り、自意識過剰になる。 なぜだろう。