むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

2015-04-03から1日間の記事一覧

もがきつつ受けいる

おのれの内奥の人格を比べ、いったいどれが本当の自分だろう、と自分探しをするなんてすごく馬鹿げているし、ちっとも意味がない。だって、どれも本物の自分なのだから。 誰しも、幸せになりたくて、安心したくて、愛されたくて、さらけ出した自分のすべてを…

今を生きる

相手のことがわからないから、わかり合おうともがく。 わからないから聴く。 わからないから一生懸命話す。 わからないからこそ、わかりたくなる。 わかるのが楽しい。 わからない、という枠を広げていくことが、敬意であり、枠がどんなに広がろうとも、そこ…

悪はときとしておかげとなる

悪はときとして、必要である。悪が存在しなかったら、善もまた存在しないであろう。 悪は善であることの唯一の、理由である。 危険から遠い所では勇気が何であろうか? 苦痛なくして憐れみが何であろうか? 悪徳なくして徳を、憎悪なくして愛を醜なくして美…