むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

2019-11-19から1日間の記事一覧

秋色にはえるつわぶき

洗たくの合間に、庭に目をやると、黄の「つわぶき」の花がはえる。小雨が、つやのあるつわぶきの葉を、いっそう冷たくひからせている。 コスモスに似たかんじの花である。秋色にはえはするが、はなやかな風格でないところが好きだ。

聴く耳をもつ責務

テッペンまで登りつめると、みずから降りる術をしらないのだろうか。周りが見えないのか。見えていても、塞いでいるのか。 戦国の世の天下人は、参謀といわれる知恵者を脇にしたがえていた。聴く耳をもっていた。民衆からも、見守られていたのだろう。サクラ…

金持ちになる木に、赤い実

むかしのひとって、住まいのまわりに気くばりができていて、楽しくくらしていたんですね。庭先に、金持ちになる木がある。「モチの木」のことである。赤い実をつけていた。はじめてみた。ちいさな倖せである。 緑は眼にやさしい。赤は元気をもらえる。 縁起…