むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

迷惑もので、地方創生って? ごった煮になってしまったソーセイ。

 「地方創生への道ーー迷惑ものが資源に変わる」

 ナンのことやらと、よく読んでみると、有害捕獲したシカ、イノシシを「食文化」につなげる第1回「日本ジビエサミット」のメインテーマである。

 「趣旨 有害捕獲されたシカやイノシシは、平成23 年度は45万頭(環境省調査)にのぼり、その多くが資源に活用されることなく廃棄されています。その一方で、食肉として活用する動きが全国各地で広がってきています。
 地方自治体、飲食業、食肉処理業、6次産業化などシカ肉やイノシシ肉の利活用に係る関係者により、捕獲されたシカやイノシシを新たな資源として、6次産業化やジビエの食文化につながる取り組みについて展示・報告・検討を行い、鳥獣被害から食肉利用に係わる関係者の取り組みに生かすことを目的として第1回日本ジビエサミットを開催します」
 とある。

 なんでもかんでも「地方創生」の冠(かんむり)をつけたがる。これも、アノ地方創生をあてこんだものだろうか。

 ごった煮で手垢のついた言葉になっただけに、洗い清めてダイヤモンドの輝きを取り戻してもらいたいものだ。