むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

実力よりも地域性で選んだ? 毎年、センバツの出場校選びの基準は不透明

 高校野球センバツ出場校選びは、分からない。1995年4月から2007年12月まで球児を追い、選手の泣き笑いをあじわった。

 4度ほど、その報を聞く現場にいた。

 校長さんに電話がかかってくる寸前まで分からない。

 張りつめた空気が、2時間は流れる。

 今年の報を、新聞で読んだ。

 中国・四国は、「明徳が実力では上」と断言した上で、「山陰はあまりセンバツに出られない。そういう地区にも夢を与えたい」という『地域性』を鮮明にした理由を述べた、と報じらている。

 明徳は前チームまでの岸潤一郎(拓大進学)のような絶対的エースはおらず、「1年生の複数投手が安定感に欠ける。対して米子北は複数の投手陣が粘り強く投げた」とした。

 実は昨年も明徳は同じ状況(四国3番手評価で中国3番手との比較)で選ばれた。今回は、中国の初出場校に譲ったような格好だ。

 さらに、先に21世紀枠の松山東が選ばれている。中国2、四国4というのはいかにもバランスが悪い。この地区だけ、実力と地域性の逆転現象が起こった。

 確かに、山陰でも鳥取は、センバツに出るにはハードルが高い。

 地域性で、夢を与えてもらえたことは励みになる。雪の多い土地柄での考慮だと思う。

 ただ、この評定は、ことしだけにしてもらいたくない。

 一貫性がほしい。