むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

茂木センセイが、大相撲でツイートって・・・地方創生に役立つ

大相撲がブームになるということは


 茂木健一郎センセイが、大相撲でツイートしている。

 相撲に関心がおありになったんですね。

 地方創生も、こうしてブームがおこせれたら、いいのに。

 「リアル」からつぶさに「ブーム」になるにはどうしたらいいか?

 茂木センセイの最後の4行に、仕掛けがありますね。 

大相撲が、ブームである。今場所は東京開催の場所としては97年1月以来、18年ぶりに、15日間満員御礼になったそうだ。私は、両親をつれて行ったのだけれども、確かに、平日でも、よく入っていた。それと同時に、ブームならではの面白い光景も見た。

近くにいる人が、こんな会話をしているのである。「あの、白いのまいているの、あれ何?」「ああ、あれか、きっと、塩だろう」「なんのために塩をまくの?」「きっと、清めか何かのためじゃないかな」。大相撲がブームになるということは、池上彰さんではないが、「そこからですか?!という方も来る。

こんな会話もしていた。「あの、土俵をぐるぐる回っているの、なに?」「懸賞じゃないかなあ」「えっ、じゃあ、あの数だけ、賞金か何かもらえるの?」「そうじゃない」「でも、懸賞がつかないのと、つくのとあるんだ。」「そういえばそうだねえ」ブームになると、そういう方々も相撲にいらっしゃる。

結局、ブームになって、連日満員御礼になるということは、それまでお相撲に興味を持っていなかった方までいらっしゃるということで、まいているのが塩であるとか、懸賞は取り組みごとに違うとか、そういうところから一つずつ理解して行かなければならない、ということを意味するのである。

そして、面白いのは、そのようなお相撲の初心者が近くにいると、いちいち発言が面白くて、また、かえって、土俵の上で起こっていることが新鮮に見えてきて、再発見にもつながる。ブームは、そうやって、初心者を巻き込み、再発見を促し、全体としてそのジャンルの魅力を更新していくのだろう。