むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

いのち しゃぼん玉

 「しゃぼん玉消えた。飛ばずに消えた。うまれてすぐに、こわれて消えた」。

 夭折した子のかなしみがふくまれている。ときとして、涙ぐむ。

 魂を、玉と表現する妙。ならわし、であることは学んだ。

 いのちは、玉の緒。
f:id:munosan:20150129150117j:plain
 ひとのココロは、しゃぼん玉みたい。

 にじいろに照らされたかと思えば、泡沫になる。

 コスモス(宇宙)に舞う小さな球みたいだ。

 白き雪に鎮座する童子も、しゃぼん玉さま。