むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

読了。朝日新聞「表現の自由」を叫ぶ前に 高橋源一郎

 静かな時評だ。

 「イスラム」国の人質について、高橋は「意見」はあるが、「書く気になれない」。

 「もっと別のことが頭をよぎる」と、持論はしまう。
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 太田光スーザン・ソンタグエマニュエル・トッド、ジャニーン・ディジョバンニ、竹下誠二郎、ロバート・クラムの識者の言葉を引く。

 「対岸の火事」ではすまされないが、「意見」を持つことの「覚悟」を読み解いた。

 識者に脚注がつく紙面に、ここまでサービスしなければいけないのかと感じた。