2015-02-01 貌のういういしさ みつまたの貌は、まだ固くとじたままだった。 亡き父親が山で栽培していた一株を、自分でつくった庭園に植栽しているものだ。 手入れしなくても、みつまたは、おのれの生命力で生きる。 勁い。 刻々の色彩も、まだ化粧していない。 なんとも表現しょうもない微妙な美しさをはなつ。 黄色とひと言で表現できない艶がある。 尊厳すら感じる色合い。自然との妙か。 呼ぶ春。