むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

一人飲みからつながり

夜遅くまで仕事をすることが多いからか、仕事の日の夕食はほぼ外食かコンビニ。外での夕食のお供にはどうしてもアルコールが欲しいもので、体に良くないとは知りながら、ほぼ毎日飲んでいます。

 まあ、そば屋や定食屋などが多いのですが、特に落ち着くのが、壁に短冊でたくさんメニューが張られた小ぎれいな居酒屋のカウンターで一杯やっている時。9割方は一人で飲むので、一人でも居心地がよく、つまみがおいしく、財布にも優しいところを探すのがライフワークになっています。ワインが飲みたい時もあるので、イタリアン、スペイン料理で一人飲みできるところも、帰り道に何軒ずつか押さえています。

 人とお話することが多い職業なので、こういうところでは逆に無口になるのですが、それでもたまに、居合わせたお客さんと会話を楽しむこともあります。仕事のことから、時事問題、趣味のこと、家族のことなど、初対面とは思えぬほど突っ込んだ話をすることもあります。

 ほとんどが中年以上の男性で、女性はめったにいないのですが、先日、出張先で出会った同年代の女性とは意気投合して、2軒目にはしごしたりもしました。

 二人やグループで行くのと違って、格段に話しかけやすくなりますし、お互いお酒が入っていますから、ちょっと心の鎧も外せて距離が縮まることもあります。「こりゃ話すの面倒だな」と思えば、「一人で飲みたいので」とにっこりするか、「明日早いので、お勘定お願いします」と席を立てばいいだけです。もちろん既婚の方も多いので、見極めは大事になりますけれども。

 でも、私の少し上の世代では、一人で飲みに行くということに抵抗のある女性が多いのですよね。私も昔、「一人で居酒屋やバーに行くと物欲しげに見える」とかなり年上の先輩に注意されたことがありましたが、今じゃ雑誌でも女性の一人飲み特集が組まれるぐらいですから、かなり気軽に行けるようになっていますよ。

つながりで、健康法がみつかればサイコウですね。