むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

ゆるいつながり。コミュニティデザインが人気の訳

 ひとがつながる仕組みをつくる「コミュニティデザイン」が人気だ。いたるところで実践されている。つながりも、以前の密度の濃い関係ではなく、ゆるい結びつきだ。方法論だろう。

 どうつくるかーーその活動が多少とも、地域に貢献すること。「ありがとう」と感謝されること。なによりも、「楽しむ」こと。

 根底には、「信頼」がある。「幸福」がある。「希望」がある。

 方法論には、あまたの本が出ている。

 ややもすると、哲学的なきらいがある。

 ありていにいえば、「お客さん」にならない、させない問題解決策といっていい。

 いま、つながる仕組みで先端をいく島根県海士町ですら、人口2400人のうち、地域活動にかかわっているのは300人ほど。

 賢いダウンサイジングが必要だ。