むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

全体重をかけた言葉

 相談される人は、相談をする人の何倍も幅広い知識や経験を持っている場合が多いでしょう。質問をして得られることは、その相手の持つ知見のうち「質問者が思いついた範囲のことだけ」である。

 しかし「他に何かありませんか?なんでもいいです」といえば、相手は自分の経験と知識の大海の中から、「その相談者に最も有益なメッセージ」を探しだして語ってくれる。

 こころの奥底からの叫びを聞いてくれたあとは、余韻にひたってしまう。