むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

いかにして死ぬか

 叡智とは多くを知ることではない。

 叡智とはなるべくたくさん知ることではなくて、どんなのが一番必要な知識で、どんなのがそうまで必要でなく、どんなのがもっともっと必要でないかを知ることである。

 必要な知識のなかでも最も大切なのは、いかに死ぬかについての知識である。