むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

敬意

 話し相手のことを分かりあおう、とする。

 わからないから聴く。わからないから話す。わからないから、わかりたくなる。

 「わからない」という枠を広げていくことが、敬意である。

 ひとたび気づいてしまえば、その枠は広がり続けてゆくのだということを、体感する。