むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

よそさまに多くを求めないように

 心が通わないといって、傷つき、傷つけている。そういうのはやめよう。

 隣の人が何を言っているのか、何を考えているのかよくわからなくたって、別にいいじゃないか。

 とりあえず日本語が通じて、一緒に暮らせて、触れると温かくて、作ったご飯を食べてくれるなら、もうそれで十分。  

 自分のことだってわからないのに、他人のことなんかわかるはずがない。

 他人にあまり多くを要求しない。