むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

葱坊主に吸いよる蜜蜂

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 寒さのひどい冬、雪深いときの葱は、青く冴えてやわらかかった。

 皐月の葱畑は、葱坊主が咲いている。

 白い小さな花が、まるいカタチに集まって咲く。

 ひとつひとつは小さな六弁の花。

 花をつけた葱は、ぼけている。

 蜜にさそわれて蜜蜂が吸いよってくる。