むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

感じる心を独り占め

 夏に向かっていく匂いが、風が、走る。

 早朝、散歩をしていると、季節の移ろいが肌に感じる。

 匂いと風は、記憶に結びついている。情景が浮かびあがる。

 暮らしのなかで、とっても大きなチカラになってくれると感じる。

 感じる、って大切である。

 視覚だけでなく、五感を研ぎ澄まして感じる。

 感じる、って心である。

 窓を全開にして、風の匂い、声・・・。

 すべてを独り占めにする。