むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

持たない暮らし

 服は着られればいい。

 風呂敷は物を包めればいい。

 人々の生活がせちがらくなると、安ければいいという風潮が、一種の生活哲学となっていく。

 それはやがて人間や社会からも大事な思想を奪っていく。

 でも、持たない暮らしが身軽で楽しい。