むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

大言壮語がまかり通る

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 全国の自治体の「地方創生」策を検索していたら、鳥取県知事の鼻息の荒さが飛び込んできた。

 国を先導する。

 ホンマかいな? 知恵はあるんかいな?と疑いたく言動である。

 この知事の動静を、今後、みていく。

日本経済新聞」(1月5日)には、全国知事会、全国市町村会、全国町村会指定都市市長会の会長が、「地方創生元年}の展望を述べている。

 山田啓二知事会会長は「地域間の交通インフラを含めたネットワークづくりや、介護・医療分野などの人材育成」の必要性を話す。

 森民夫市町村会会長は「活性化だけではなく地方分権を含めた地方創生元年にしたいという決意でフンドシを締め直している。国に頼らない市独特の散り組みを公開している」らしく、「都市施策検索システム」を自慢している。

 藤原忠彦町村会会長は「風土、風習、風味の『三風』を生かした地元の潜在力を引き出すチャンスだ。原点に戻って地域を見直すちきが到来したのではないか。国も本気だし、町村側の背水の陣だ」と、なんとも牧歌的な答えだ。
 多くの町村は平成の大合併を選択しなかっただけに、手腕が待たれる。

 林文子指定都市市長会会長は「東京への一極集中を避けるには、やはり地域の核となる都市が必要だ」と、どうしても”核”がほしいようだ。

 「ミニ東京」をつくりたいのか?と言いたくなる。

 メガ都市、メガリージョン時代のロジックだ。地方の再生は、いくらミニ東京をつくって機能しない。

 地方はメガリージョンを否定する価値観を持たないといけない。

 たとえば、地方に雇用を作るだけでは流れは止められない。なぜなら、人間はお金のためだけに生きているのではないから。「余暇」をどう使うか、も計算にいれてないからだ。