2016-10-02 生命を問う筋道 数冊の本をだし、100冊をこえる本の編集をしてきた。長い時間をかけて、いくつかの生命をおっている。 ひとつの生命が、生きて、何かをし、そして死んでいった。 たとえ、しゃぼん玉で消えても、ひとつだって見捨てていい生命があるだろうか。 ひとつの生命の奥深さは、めったに分かるものでない。恰好よく、分かったような顔をしてみたってしかたない。 分からぬ生命は、知らぬだけなのだ。 ぼくは、そういう生命を問う筋道をさがしたい。