小沢一郎とはどんな人物か
時代の変革のなかで、「日本をかえなければいけない」「戦後のタブーに挑戦しなければならない」と、最初に本気で言いだして実行したのは、小沢一郎だ。
あの湾岸戦争のときは、海部俊樹をおさえこんでやった。手をかえ、品をかえながら、とにかく掃海艇をだし、PKO法までつくったのは小沢だ。
小沢一郎という人物は、日本の政治家では他に例をみない。
ゴマカシはあるが、本音が多い。
選挙制度もタブーだったが、これにも手をつけた。
それからコメにも手をつけようとした。小沢の選挙区は岩手だから、すこしぐずぐずした。
問題もある。
表に出ずに、すぐにウラに隠れる。民主主義ではない。透明ではない。まあ、政治に透明をもとめることすら間違いだ。
その権謀術数というか、マキャベリズムにあまりにたけ過ぎている危険はある。