むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

問題をつくる歓び

 「なぜ」「どうして」というあれこれの好奇心。

 問題は、そんな好奇心を母胎にして、心の中から湧いてくるものである。

 一方的に与えられるものだけが「問題」ではなく、それぞれの人間が”つくる”べきものなのである。

 テレビはどうして見えるんだろう、と考えた子どもは、そのとき、見事にひとつの「問題」を自分でつくったのだ。

 自分で「問題」をつくり、解くこと。それこそが精神の自律性というものである。