相手のことがわからないから、わかり合おうと、もがく。
わからないから人の話を聞く。わからないから一生懸命話す。わからないからこそ、わかりたくなる。
わかるのが楽しい。その「わからない」という枠を広げていくことが、この世界に対する敬意であり、枠がどんなに広がろうとも、そこで正しいと思うことを語っていいんですよという事実。
そしてひとたび気づいてしまえば、その枠は広がり続けてゆくのだということを、今も日々体感している。
としを経ると、未来のことよりも、目先のことしか眼に入らぬようになる。