むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

ゆらめくひとの痛み

 ひとの弱い部分のひとつは、他人から干渉を受けたいという感情だろう。

 好かれたいと思う感情が、通常、そのひとの内部の思考領域を限定する。その感情こそが自由を奪うのである。

 暗夜にまたたく一点の星は、一点ゆえにかえって大きく光って見え、通行く旅人たちを元気づける。