むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

それぞれのこころの中

 追い詰められても、だれも親切にしてくれない。だから人を拒絶していいのか。善意を示してくれた相手を見捨てることの理由になるのか。

 絶対の善意でなければ、信じることができないのか。ひとからこれ以上ないほど優しくされるのでなければ、ひとに優しくすることができないのか。

 「世間の評判」の奴隷になってしまうひとが、なんと多いことか。