むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

わかってるのかな

 なにかを語り伝えたいと願うときとは、きっとなんらかの変化が起きたときである。

 喜びか、悲しみか、驚きか、定かではない。

 とにかく、永遠に続くかと思われた日常のなかに非日常性が忍び入ってきたとき、その出来事や体験について、誰かに語りたくなるのだ。