むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

叡智の極み

 叡智とは多くを知ることではない。叡智とはなるべくたくさん知ることではなくて、どんなのが一番必要な知識で、どんなのがそうまで必要でなく、どんなのがもっともっと必要でないかを知ることである。

 人間に必要な知識のなかでも最も大切なのは、いかにしてよく生きるかについての知識である。

 現代の人々はいろんな無駄なことは研究するけれど、この一番大事なことだけは学ぼうとしない。