2018-01-28 木村伊兵衛さんの眼 ムダの効用がありそうだ。 わが国の近代写真史の最重要人物・木村伊兵衛さんは、ムダとわかっても出かけた。 冬の秋田。 手元も見えないほどの激しい吹雪にもかかわらず、撮影に出向く。 仕事ができないことではムダだが、たとえ撮れなくても、「自分を厳しいところに置いて体験したことが、今後の写真のプラスになる」と語ったという。 あせらず、あわてず、仕事を楽しむ。 真ん中をみつめて生きる。