むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

富山から広がる「地域共生ホーム」

 老いて独り暮らしとなるひとが、増える時代となった。「共に」をめざしたひとははいま、施設で、共に、風船ゲームをする。それで「共に」運動は絶滅したかと思うと、そうともいいきれない。姿をかえていきようとする「共に」があるようだ。

 そのひとつ。赤ん坊、障害者、老人、死をまじかにしたひと、みなが共に住む「地域共生ホーム」をつくる運動が富山県を中心に広がりつつある。

 遠くになった「共に」を引き寄せる試金石になる。