むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

陳腐な質問でイチロー選手の姿が消される

 イチロー選手の引退会見を、昨夜、インターネットですべて見た。メモをとりながら。聞役のひとの陳腐な質問で、イチロー選手の姿がかき消された感じだ。当然かもしれないが、質問するひとは、若い。勉強不足だ。

 ぼくは、名古屋での新聞記者のとき、彼の高校2,3年を取材している。さほど、騒がれる存在ではなかった。エースで甲子園にも出場した。だが、投手としての評価は、低かった。

 91年、オリックスのドラフト指名は4位だった。

 プロに入ってからの接触はない。高校時代の印象は、自己中心的でも、努力を鼓舞することはなかった。

 引退会見で「少しづつの積み重ねしか、自分をこえていけない。地道に進み、後退しながらも」とのフレーズは、高校時代も言っていた記憶がある。

 努力のひとだ。