むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

子どもがいなくなってムラが消えた

 子どもがいなくなって、ムラが消えた。子どもは命綱であり、希望のひかりだ。それを邪魔者にしている。ひどく貧しくて、悲しくて何の救いようもない行為だ。

 おとなは自分の生きかたをふりかえり、そこらへんを考えるべきだ。

 それからしつけ。しつけとは、マナーです。家族だったり学校だったり近隣所だったりの集団の一員としての心得。これはまわりにいるおとなが教えないといけないでしょ。

 こうしなさい、ああしなさいと言葉で導くものではない。無言で、生の事実でやること。裁縫のしつけ糸みたいにきゅきゅとやるのは制約で、拘束。

 しつけは、し続けるということ。

 子どもがいなくなれば、地球はおわる。