むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

ひろう楽しみ、食べる楽しみ、あげる楽しみ

 今季は、どうやら栗の生りどしのようだ。友人が持っている栗園に出むいては、セッセと栗ひろいして楽しんでいる。栗ごはんは、満足するほど食べた。

 拾ってきた生栗は、一晩、水につける。皮をむいたら、灰汁をだすため、半日ほど水につけておくのがいい。大粒の栗だから4分の1ぐらいに切って、米と一緒に炊く。ゆがいてからよりも、なまのままのほうが、ホクホクで美味しい。

 いまは、ひろっては近くのおばあちゃん、おじいちゃんにあげている。自分が賞味すれば、それでいい。田舎は、いまだに、物々交換のほのぼの暮らしである。