むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

「ふつうになる」責任

 「ふつうになる」って、そうとうの覚悟と責任がないと、なれない。むずかしい。小さな集団でこそ、角度をつけないと、応対できない。すこしでも高いところにいたくなる。

 ましてや、「著名」となってしまうと、舞い上がる。舞い上がったまま。とかく「一般人とは違う」ニュアンスのような言いまわしをする。意識、無意識に角度をつけている。雰囲気でつたわる。貌のうごきで察知したりする。

 角度をつけていることを、とっくに見抜かれているのに気づかない。