むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

おすそわけ

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 「おすそわけ」って、言葉のひびきもさることながら、その作法がすきです。当地ではかつて、物々交換があたりまえに行われていたが、すっかり影をひそめた。

 スイカ、トマト、ダイコンも、作るだけ作って畑で腐らせる。よそ目には、もったいないってながめている。作り手は、「畑をほっておくより、耕作しておいたほうが痩せなくてよい」考え。理にかなっている。

 たくさん、ユズをもいできたので、独り暮らしのおばあちゃんに6個あげた。暮らしのふるまいだけは、むかしのままがいいな。