ブログを読んでもらうには、昭和にはやった「ミニコミ」のやり方で広めるのがいいな、そんな感慨です。炎上、拡散、売名しても、その時だけ読まれるが、あとは波がひいていくようにさる。
「ミニコミ」は手渡しという手法でひろまった。クチコミで知れわたっていった。代表的なミニコミに「週刊たいまつ」があった。大学3年までしらなかった。4年のはじめ、就活を始めなければ(ぼくらの時代は、牧歌的だった)とぼんやり考えていたとき、バイトの友人が「こんなんがある」と、教えてくれたのが「週刊たいまつ」だった。
あるとき、急に、知る。ブログもSNSであるが、急に知る。意識しなくても。でも、一気に広まるのは、その場だけである。
「週刊たいまつ」は、1948年に創刊されて、1978年に休刊される。が、手法をペンから語りにかえ2016年、むのたけじが死ぬまで「続いた」。
たくさんのひとに読んでもらいたいのか、読んでもらいたいだけのひとに読んでもらいたいのか。ふるめかしい思いだが、そんな気がする。SNSだからこそ、ミニにこだわるのも面白い。楽しいのが、なによりである。