むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

寒空に映える紅色

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 歩く。どの家の庭先にも南天がうわっている。朝晩の秋冷に、南天の実が紅に染まってきた。

 美しい実だ。元気をもらう。

 音が「難を転ずる」に通ずることから、縁起の良い木とされる。鬼門または裏鬼門に植えると良いなどという俗信があるので、庭の一等地に「いる」。

 福寿草とセットで、「災い転じて福となす」ともいわれる。南天の葉を赤飯にのせる「吉祥」への希い。