むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

2015-03-23から1日間の記事一覧

行きつ戻りつ

人生は海原にたとえられる。 高くせり上がるかと思えば、大きく下がることもある。 嬉しい時には開放的になり、悲しいい時には縮こまってしまうものである。 それぞれの動きは分かちがたく結びつき常に入れ替わっていく。

無為な時間が似合う

「こうあらねばならない」という気持ちが、人を苦しめる そんなの、いったい誰が決めたの? 「夢中になれるものを、何か見つけなきゃ」。べつにそんなものなくたって、ボケーッとしてる無為な時間が好きなら、それでいいじゃありませんか。 「無為な時間」は…

素にきづく

まったく合わない人や、親しくつきあいたいとは思わない相手にまで、好かれようと努力することをしなくなった。 違うと思うことに付き合っていると、素が見えなくなってくる。 捨てるものと拾うものが分かってくると、心が軽くなる。 暮らしやすさにも気づく…

銀の花穂。愛撫したくなる触感

風の強い午後だった。 久しぶりに、湖の湖畔を歩く。 ネコヤナギの一群があった。銀の花穂。 風に逆らうかのように、なびく。しなだれた裸木の枝が、どこかぼーっと煙るようななまめきをもつ。 枝もしなるが、はねかえす。 やわらかな花は、ついつい、愛撫し…

多くの問いには「答え」がない

目的を一つに絞り込んで、ただまっすぐに行動する。 そうすることで、苦境から脱する勢いが出る。 目的を一つにするには、自分にとって最も重要なことを選定しなければならない。その選定のためには自問という作業が必要だろう。 自問しても、多くの問いには…