むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ムラの「幸福論」を考える

「頑張れという励ましは、時に脅迫のようにも聞こえる。上のほうから、地方創生だの一億総活躍社会だのと言われるのは息苦しい。そもそも何のため、誰のための頑張りであり経済成長なのか」ーーこのように、哲学者の内山節さんは切り出す。 競争社会から一歩…

新しい資本主義で取り残される農業

新しい資本主義を検討するメンバーをみて、ガッカリした。バランスが好きな首相らしい選択ですね。 会議ではデジタルやグリーン、人工知能(AI)、量子、バイオ、宇宙など「日本経済を牽引(けんいん)する成長分野への投資などがテーマとなる」ようだ。農…

哲学者 内山節さんと対話

袋小路にはいった労働環境。哲学者として、体験を踏まえながら鋭い問題提起をされる内山節さんは、これからの社会は「職人の時代へ伝統回帰する」と説く。 企業も「職人の倫理で働くことを許す組織は生き残る」と話す。フリーター、ニート、就労意識など幅広…

新しい資本主義は、渋沢栄一が説いた合本資本主義なの?

岸田首相がしきり言う新しい資本主義は、合本資本主義のことなのだろうか? 渋沢は、合本主義と言う考え方をとなえていた。渋沢の書いたものを読むと、「合本主義とは、公益を追及するという使命や目的を達成するのに最も適した人材と資本を集め事業を推進さ…