むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

アガパンサスかムラサキクンシラン

ムラサキクンシラン(紫君子蘭)かと思うが、調べてみたら、アガバンサスとも出ていた。どちらか、分からない。 毎年、梅雨時季に咲く。 誰が栽培したのか、ずっと、なぞだ。 地際から光沢のある細長い葉を何枚も出す。その間から花茎を長く伸ばし、先端に数…

コミュニケーションのわな

これは何ですかーーという問いは、形としては事実を尋ねる質問だが、この場合は現実には「あなたはこれが何だと思いますか?」という相手の考えを尋ねる質問になってしまう。 聞く側と答える側に、上下関係や利害関係が存在する場合、下に位置する者はどうし…

いつ、色が変わるんだろう

パプリカが大きくなってきた。 キレイな緑だが、いつ、色が変わるんだろう。なぜ、変わるのか? 食べごろは、真っ赤だ。 不思議だ。

名将野村さんのリーダー論

組織論、リーダー論の本だ。現役時代から論客だっただけに、どこを読んでもタメになる。 小さなころから憧れのひとで、いまでも、新刊がでれば買う。 「人間3人の友をもて」で、こういう。 原理原則を教えてくれる人、師と仰ぐ人、直言してくれる人。 精神…

白いキュウリ

「まあ、食べてみろ」 友だちが、白いキュウリをくれた。さっそく、塩もみで食べた。 青臭さがやや少なく感じられた。 皮は緑のものよりも柔らかく傷付きやすい感じだが、果肉はしっかりとしている。 食感は良い。

梅雨があけないのに梅干し

起きてみると快晴で、そよ風。 梅雨があけないが、心配になっていた梅干しをした。 6日に漬けた小梅が、破れそうになるぐらいに漬かっている。いつ、干そうか考えていた。 干すのは、梅雨あけが慣わしになっている。 待っておれない。 明日は雨予報だ。 赤…

人間を冠にした本こそ、ウソっぱち

TBSドラマ「天皇の料理番」の著者、杉森久英さんの伝記小説を書く裏話を集めた本である。 「人間の鑑賞」。 大仰な題名である。 近衛文麿、東条英機、阿南惟幾、花森安治、野間宏、大宅壮一、梶山季之の”小伝”を読むと、ずいぶんと人間味がある人たちである…

七変化は節操のなさ

「アジサイの別名」は、七変化。 アジサイの花色の変化は、昔から周知の事実だったようだが、事実、定点観測してよく分かった。 花言葉は「移り気」で、アジサイの性質は「節操がない」と受け取られていた。

百姓を描いた

蔵を改造したアトリエにこもって、「生まれ、働き、眠る」という人間の暮らしをありのまま描いた。 常田健さん。 東京の画壇と距離をおき、津軽から出ることはなかった。 いつのころからか素朴な画風にひかれた。生き方にも。 こんな言葉を遺した。 「自分の…

無為な時間

こうあらねばならない、という気持ちが人を苦しめる。 人はもっと溌剌としてなきゃ。 そんなの、いったい誰が決めたの? 夢中になれるものを、何か見つけなきゃ。 べつにそんなものなくたって、ボケーッとしてる無為な時間が好きなら、それでいいじゃありま…

習慣の天使

習慣という怪物は、どのような悪事にもたちまち人を無感覚にさせてしまうが、半面それは天使の役割もする。 終始、良い行いをするように心掛ければ、初めは慣れぬ借り着も、いつかは身についた普段着同様、おいおい肌に慣れてくる。

変わるということ

変わる前も、変わった後も、続いているあいだは、楽である。本当に苦しいのは、変わる瞬間。根っこごと掘り起こすような作業をしないといけない。 かといってその根っこを捨ててしまうわけにはいかない。根無し草になってしまう。 前からの流れの中で、変わ…

些細なことを注意深く

何かをなしとげようとするときって、些細なことほど注意深く考え、行動することが大切である。

そうか料理こそ「手仕事」なんだ

うまいキャッチコピーで、つい、買った。 「初夏の手仕事」 料理に、手仕事を”起用”したのか。 ウーン、やられた。 梅漬け、らっきょう漬け、みょうが甘酢漬けは、さして参考にならなかった(失礼)が、ぬか漬けは役立った。

芥川、直木賞の候補作が選出

芥川賞の候補作に選ばれたのは、内村薫風さんの「MとΣ」、島本理生さんの「夏の裁断」、高橋弘希さんの「朝顔の日」、滝口悠生さんの「ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス」、羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」、又吉直樹さんの「火花」の合…

期待しないこと

期待しないこと。期待しなければ返っくることはすべてありがたいことになる。 すごく大切な対応だと思う。

グリーンカーテン

ことしも、グリーンカーテンの支度をした。 ゴーヤで仕掛けるが、ことしのゴーヤは伸びが遅い。 2株で、20個ほど収穫できて、一挙両得だ。 楽しみだ。

変化をうけ入れる

変化とは慣れ親しんだ状況に別れをつげて、不慣れな状況に直面することである。変化に抵抗しようとする人は、自分の人生そのものに抵抗していることになる。 必要なのは変化に乗じること。 変化をうけ入れることである。

子どもに向けて”聞き書き解説”を加えたむのたけじさんの新刊

100歳の現役ジャーナリスト、むのたけじさんの新刊が出ていた。 小学生高学年から中学生に向けての「33のメッセージ」となっている。 これまで書きためた言葉に、菅聖子さん(フリー編集者)が一話、一話ごと、聞き書き解説を加えている。 今回は「学ぶ…

空が好き。 いつまで見てても飽きないし、見たくない時には見なくてすむ。 空(くう)ともいうからだろう. ものごとは変容していく。 この世に永続するものは何ひとつない。

散華

鈴なりに積み重ねるように咲き誇っていたユッケ。 華ステージを終えた。 90歳のひとが、初めて咲いたのを見たと言ったが、今度、咲くとき、オレはこの世にいない。 華って人生模様を投影する。 だから、惹かれる。

純白のアジサイ

やっと、白のアジサイにめぐりあえた。 多様な色の変化をみせて咲きついでいるアジサイ。 おなじ株でも、土の性質が変わると色を変える。 酸性の土には青い花、アルカリ性だとうす紅色に。 純白だと、どうなんだろう。

田舎暮らしは、ひとり遊びができないと無理だろう

ひとり遊びができる人は田舎暮らしに向いている。 自由な時間と場所を与えられたときに、自分で何かやりたいことがあって、それができるひと。 あるいは、そのときにはとくにやりたいことがなくても、考えてなにかをやることを見つけ、自分で自分の時間を潰…

田植え体験

農業体験という”イベント”がある。 都会の子ども、大人が田植え体験をする。いいことだ。 田植え機を使えばすぐに済む田植えも、水を張った泥の水田に入り、手植えをする。 指導も大変だけど、米づくりの大変さと大切さを身をもって学び、同時に自然を体感す…

まるくて真っ赤

気温が上がると、おもしろいように収穫できる。 素人には、もってこいのラディシュだ。 水やりさえかかさなければ。 肥料は米のとぎ汁が最適だ。 見た眼も、鮮やかなので楽しむことができる。 夏場の7、8月を除けば、ほぼ1年楽しめる。 サラダ、漬物にい…

なぜか、まずい

キュウリの収穫がはじまった。 食べてみるが、美味しくない。 甘さがない。と、なにかが足りない。 明らかに、日照不足だ。 トマトも、こうなんだろうか。

時計を感じるために、心がある

時計って、人間ひとりひとりの胸のなかに”あるもの”を、きわめて不完全ながらもまねて象ったものなのだ。 光を見るために目があり、音を聴くために耳があるのとおなじに、時間を感じるために心がある。 そして、もしその心が時間を感じとらないようなときに…

浮世絵の岸田劉生

春画が取りざたされている。 日本が誇る文化だろう。 そんなことで、岸田劉生(1891-1929)の浮世絵を見た。 「自分は生まれつき絵が好きで上手だった。これは興味と才能である」 こう岸田は記す。 浮世絵はデカダンスであろう。 眺めているだけで…

自画自賛に戯ぶ

評価や結果は他人が決めることです。自分ができるのは、ただ一生懸命になること。 結果がついてきたらそれでいいし、ついてこなくてもまたいい。そんな心持ちでいたら、間違うことも、迷うこともありません。 自画自賛は、楽しいことです。

小塩節先生の名著「木々を渡る風」

小塩先生の多くの著作のなかで「木々を渡る風」は、木を通して生き方を描いている。 名著だ。 こういう文章を、いつか書きたい。 ドイツ文学者でありながら詩人だ。 例えばーー、 「杉の木は樹幹がまっすぐで、気持ちがいい。見ているだけで、私の心はいつも…