皐月の声をきくと、梅がいっきに実をつける。 甘い香りの花とは違う。 鮮やかな緑。 気品がある。 気骨の枝ぶりをみせる清痩の老木一樹の実である。 あたりは、田植えを待つ水が引かれた水田である。
とじたままの芍薬の蕾。 じっと、がまんしている。 咲き誇ると、みごとな深紅の花となる。 刻々の開花が待たれる。 しゃんとまっすぐに立つ茎。 高い香りは、もうすぐだ。
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