むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

2018-01-25から1日間の記事一覧

樋口一葉を師と仰いだ田中古代子

大正期に大阪朝日新聞懸賞小説で入選し、将来を嘱望された女流作家がいた。 田中古代子(1897-1935)で、非命にたおれた38年だった。 いつ、どこで、どのようにして文学に開眼したのかはしらない。 小説を書き、詩を書き、随筆を書き、そしてそれ…

むのたけじの遺言

『解放への十字路』から、むのの解くジャーナリズムを考える。 もともと、この題名は『解放』ではなく、『革命』だと、むのの奥さんから生前聴いたことがある。 ジャーナリズムの本来の任務は、歴史の記録者であり、証言者である。歴史の主体は民衆であるか…