里山の過疎地域は、消滅するところが山積している。消滅させないために、あちこち歩いて、見て、聞く作業をしてひとつのデータが得られた。
過疎化地域のなかをくわしく分析してみると①人口維持②ゆるやかに減少③大きく減少ーの3種類に分類できる地域があることがわかった。これまでは過疎地域といえば、大きなくくりでとらえていた。一律の施策で対処してきたことは間違いであった。
1年間の調査で得られた結果だ。
では、どうすればよいのか。柔軟な施策が求められる。
人口維持をしている地域には、増やす対応策。
ゆるやかに減少している地域には、維持する対応策。
大きく減少している地域には、集落を守る対応策。
このように、個別に療法していくことが求められることが分かった。