むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

売れないことの矜持

 評価や結果は他人が決めることだ。自分ができることは、ただ一生懸命になることのみだ。

 結果がついてきたらそれでいいし、ついてこなくてもまたいい。そんな心持ちでいたら、間違うことも、迷うこともない。

 中川一政がいっていた。

 画を描いても売れるということはなかったから、そのために気が散ることもなく、純粋な気持ちであった、と。

 純粋な気持ちこそ長続きする。

 ゴッホセザンヌも売れなかったということが、ココロの支えになっていたのだろう。

 たまに売れれば、晴天のへきれきである。