むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

遅めのミョウガタケ

近くの畑まで散歩していると、ミョウガタケが芽を出していた。 ミョウガタケはミョウガの新芽にあたる。 ことしはやや遅い。 例年なら4月頃だが、やっと芽吹いた。 さっそく、味噌汁にいれていただいた。

感じる心を独り占め

夏に向かっていく匂いが、風が、走る。 早朝、散歩をしていると、季節の移ろいが肌に感じる。 匂いと風は、記憶に結びついている。情景が浮かびあがる。 暮らしのなかで、とっても大きなチカラになってくれると感じる。 感じる、って大切である。 視覚だけで…

やる。

現場では分からないことを学生と一緒に学んだ。 役立つかどうかはわからない。 今やらなければと、自費で通った。 叱咤された。 迷っていたらやる。 できるかどうかではなく、やる。 二度目の学生だった。

驚き! 訃報・長田弘さん。世界で一枚の色紙

NHKをみて驚いた。 長田弘さんが亡くなられた。 2004年12月25日。鳥取市のこぶし館であった講演会のあと、書いてもらった。本のなかのフレーズの一節である。「手仕事のように自分の言葉を紡ぎなさい」。 世界でたった一枚の色紙となった。 机のまえ…

飄逸なトランペット

近年、変わった花がでる。 春から秋にかけて、下向きに垂れ下がった花をつけるエンジェルストランペット。 つぼみには卵形、球形、紡錘形などがあり、花はつぼみから飛び出すような形で咲く。花弁の先端は、5つに分かれ反り返る。 暑さが苦手で高地にしか生…

鉄柵で覆われる里山の田んぼーー限界集落・新田の四季 1

なんという醜さだ。里山の田んぼが、いっ変した。 田植えを終えた姿は絶景だったが、いまや、殺風景となった。 新緑に映える棚田は見れなくなった。 「この冬だけでも、シカを100頭ちかく捕獲したな。これだけいじめられると、米は自分たちが食べる分をつ…

清楚なブルーベリー

ようやくブルーベリーが花をつけた。 つつましい。 清楚。 愛らしい純粋性とでもいおうか。 どことなく、鈴蘭に似ている。

藤シャワー

買い物の帰りに、対岸を見ると藤の花が滝のように咲き乱れている。 近くまで行こうと勇んでみたが、藪だらけで退散した。 望遠レンズでズームインしたが、迫力がない。 ナンも変哲もない一枚となった。

ささいなことこそ

知らないことを知ってるふりして語るのはたやすいくせに、知らないことを認めるのはできない。 会話が大切です。 ささいなことこそ。 言わないと、知らないから離れていく。

酒は身を滅ぼす

親しくしていた優秀な編集者がなくなった。心筋梗塞で、出張先のホテルだった。 朝、携帯が鳴った。そのひとの娘さんからだった。 「父が昨夜亡くなりました。心筋梗塞です」 それだけ告げてくれた。 その人は、東京のG出版社から独立。2人からスタートして…

空っぽにすればわかる

見かけに、騙されぬように。現実はひとつきり。 騙しているのは、おのれのこころである。 なぜなら、自分が可愛いからから、ウソをついて正当化しようとするからである。 空っぽにすればわかる。

紫匂い

皐月の野山は、紫の花が咲き誇る。 野を歩けばスミレ草、山では木々の合間にフジやキリ。湿地や庭園はショウブとカキツバタ。 日本古来の色の名は、花からついたものが多い。 「菫(すみれ)色」「藤色」「藤紫」「杜若(かきつばた)色」「菖蒲(しょうぶ)…

気品ある梅の実

皐月の声をきくと、梅がいっきに実をつける。 甘い香りの花とは違う。 鮮やかな緑。 気品がある。 気骨の枝ぶりをみせる清痩の老木一樹の実である。 あたりは、田植えを待つ水が引かれた水田である。

芍薬の蕾

とじたままの芍薬の蕾。 じっと、がまんしている。 咲き誇ると、みごとな深紅の花となる。 刻々の開花が待たれる。 しゃんとまっすぐに立つ茎。 高い香りは、もうすぐだ。

雨の恵みにホッとさざんか

ひさしぶりの雨の恵み。 さざんかの華麗な花も、ひとときの休息。 気持ちよさそう。

かがり火ばな

強い個性を感じる花のシクラメン。葉も美しい。 冬も玄関の軒下で生きて、皐月になっても存在感をしめす。 やわらかな茎がうなじをのばし、うつむいた花を咲かす。 五枚の花びらが、花のむきとは逆に天をさす。 ががり火が燃えているよう。 めずらしい花の咲…

えんどうの花

野菜の花は美しい。 えんどうの花も、つるにのびた先に清楚な花をつける。蝶のような花。 愛らしい。 つるのきゃしゃさをみると、つい、手をさしのべそうになる。 白か紫。

葱坊主に吸いよる蜜蜂

寒さのひどい冬、雪深いときの葱は、青く冴えてやわらかかった。 皐月の葱畑は、葱坊主が咲いている。 白い小さな花が、まるいカタチに集まって咲く。 ひとつひとつは小さな六弁の花。 花をつけた葱は、ぼけている。 蜜にさそわれて蜜蜂が吸いよってくる。

ささいな囁き

知らないことを知ってるふりして語るのはたやすい。 知らないことを認めることのはできない。 ささいなことでも会話がいる。 言わないと、知らない。 離れていく。

2%の余白

信頼が98%。あとの2%は相手が間違ったときのために残しておく。 人を見るには、表から見るのもおかしいし、裏からだけ見てとやかくいうのも変だ。 裏から見たとこも含め、表にある長所も認めて、お互いのばすために2%ぐらい残しておこう。

信頼への意思伝達

相手に何かを伝え、行動を変えてもらうには、常日頃から、「その人を大切に思っていること」「尊敬していること」をていねい伝え、信頼を築くためのコミュニケーションが大切だ。 意思伝達があるからこそ、「なぜ、行動を変えなければならないか」「なぜ、変…

つながりの結び直し

ひとのつながりによってこそ、情報を的確に受け取ることができる。 そして今、モノの消費よりも人のつながりを求めているが、つながりに亀裂が起きている。 自我ばかりでは誠意がない。 結び直しがいる。

受け身のある言葉

届かない言葉は哀しい。どんなつまらない言葉でも、聞いてくれる人がいることは幸せだ。