むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

心も歩く。梅の樹が白化粧

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 静寂のたんぼ道。いっぱい雪をたくわえている。

 冬陽をあびる白菜の畑。むこうを眺めるにつれて、心の歩くのを意識する。
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 梅の樹が花咲きみちるころになった。あたりを逍遥すると、すがすがしい香り。

 香りはその中に入ると、かえって感じない。さっさっと香りの通りすぎるとき、ほのかに漂う。

 往時、中国では梅の鑑賞に、稀、老、痩、蕾を「四貴」とした。

 気骨の枝ぶりを見せる清痩の老木一樹の蕾。