むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

野の哲学者・内山節さんの上野村へ

遠かった。 友人に同行してもらい、片道12時間かけて群馬県上野村に出向いた(2003年8月9日)。哲学者の内山節(たかし)さんに会うためだ。 アポの電話をする前までは、内心ドキドキ。会ってもらえるとは思わなかった。が、電話で用件をつたえると…

ムダとわかりつつ・・・付録には、つい手が出る

子どものころから、付録には目がなかった。グリコは、病みつきになった。 おとなになっても、遊びこころはヒートアップ。手あたりしだい。ムダと悟って?からはやめていた。本屋で立ち読みしていて、腕がさみしいことに気づいた。衝動にかられて、また、ムダ…

地方創生は統一選挙だけの”モメンタム”

地方創生は、アベノミクスの成功と、統一地方選挙のためだけのものであることが分かってきた。 アベさんが得意なモメンタムで、「皆さん、一緒にやろうではありませんか」と叫ぶ。叫ぶだけで具体策がない。 「地方が直面する構造的な課題は深刻」と言いなが…

賞味期限のある地域づくり

農山村の「歩き屋」を自任されている著者の「農山村再生論」であるが、「論考」と「実態報告」と「持論」がごちゃまぜになっており、パンチが弱い。 「地方消滅論」が見落とした可能性を探っているようだが、気配すらない。 「終章」の「農山村再生の課題と…

おやつにダイコン餅

ことしは、ダイコンがすこぶる美味しい。どんな調理にも重宝する。昼間は、ダイコン餅で胃を休める。 つくりかたは、簡単だ。 ①ボウルに水切りした大根おろし、塩、片栗粉を入れて混ぜる。 ②エビは殻をむき1cm幅に切り、塩、酒、片栗粉をまぶして①と混ぜ合わ…

”ピケティ本” 中国で20万部?

世界じゅうで読まれている『21世紀の資本』。先日のNHKのニュースでは、討論会に250人集まった、と。これまで日本では13万部売れたとか。 でも、中国では3か月で20万部も売る勢いらしい。 反応はどうなのだろう。

読んでニヤケル。野の花診療所 徳永先生の「一音一字のカルタ」

朝日新聞の第2鳥取版。毎週土曜に連載されている「野の花あったか話 徳永進」は、ユーモアがあって痛快なエッセイだ。 鳥取市にある野の花診療所の徳永進先生のコラムである。 きょうの「カルタを作ってみた」で、五十音図で一音一字のカルタを作ったとある…

ダイコンで殴られ男性けが?

今朝の朝日新聞を読んでいたら、「コミュニティ農園を利用している男性が、農園のダイコンを持っていた男を見つけ、取り押さえようとしたが、ダイコンで殴られ、顔に軽傷を負った」記事に目が行った。 わたしも、これと同じような経験があった。 夕暮れどき…

田舎のパン屋が見つけた「人口減少社会の働き方」

「腐る経済」の生みの親・渡邉格(いたる)さん。パン屋の主人である。 今は、新天地での開業にむけてパン屋さんは、ひと休み。ビール、コーヒーも商いに加えるそうだ。 「田舎のパン屋が見つけた『腐る経済』」は、ベストセラーとなっている。とはいえ、こ…

里山は雪のち雨

雪がやみ、山は山紫水明のような風情となった。 明日には、再び、真っ白になるようだ。

トップブロガー・ちきりんさんのブログ手法にまなぶ

ちきりんさんのブログは研究論文スタイル ちきりんさんのブログをたくさん読んだ。学んだことが、たくさんあった。研究論文の書き方のようだ、と感じた。 ゼミで修論を叩きこまれていた時の余韻が残っていた。 まず、仮説をたてテーマ設定する。先行論文を集…

なんといっても二層式洗濯機

寒い冬で、嫌なのが洗たくだ。不精できないタチで、この時季、二日に一回は回す。 その洗濯機だが、独身から家庭生活、単独となっても二層式派だ。4人で暮らしていたときも、わたしがやっていた。洗たく大好き人間ということも、ありますが。 壊れないから…

ひとり出版も、ツイッター頼み?

世は、ツイッターさま、さまのようだ。ブログを読んでくれるかどうかは、ツイッターでの伝播力は周知の通りだ。 ひとり出版の拡散も、ツイッター頼みになっていたとは世間知らずだった。 「私が版元を始められたのは、間違いなくいまの時代だからです。twitt…

ブラタモリ流に京都を散策したい

昨夜のNHKブラタモリは、安定感があってタメになった。 なんでも好奇心のタモリさん流に、京都を探ってみたくなった。 2週間に1度は京都に出向いているのに、「御土居」の着眼には驚いた。さすがタモリさんのとらえどころはちがう。 思わず、TVのタモリさ…

むのたけじさん 100歳

反戦の声、生きる限り むのたけじさん100歳に - YouTube 反骨のジャーナリストむのたけじ(本名・武野武治)さんが1月2日、100歳の誕生日を迎えた。「共同通信」の配給で、地方紙に載った。 視力や足腰は衰えたが、大きく張りのある声を響かせ元気いっ…

大言壮語がまかり通る

全国の自治体の「地方創生」策を検索していたら、鳥取県知事の鼻息の荒さが飛び込んできた。 国を先導する。 ホンマかいな? 知恵はあるんかいな?と疑いたく言動である。 この知事の動静を、今後、みていく。 「日本経済新聞」(1月5日)には、全国知事会…

山陰の大田、鳥取が「住みたい田舎」1,2位

Iターンなどの情報を紹介する月刊誌「田舎暮らしの本」(宝島社)がまとめた2015年版の「住みたい田舎」ベストランキングで、大田市が1位に選ばれた。 自然や歴史の豊かさだけでなく、移住希望者への相談や補助が充実している点が高く評価された。 空…

過疎地域の人口減対処は、ムラの維持が先決

里山の過疎地域は、消滅するところが山積している。消滅させないために、あちこち歩いて、見て、聞く作業をしてひとつのデータが得られた。 過疎化地域のなかをくわしく分析してみると①人口維持②ゆるやかに減少③大きく減少ーの3種類に分類できる地域がある…

年の初めは芥川喜好さんの『時の余白に』

名うての達文家。新刊がでるたびに、サインをおねだりをしている。 文章の透明度がたかい。詩人の心をもつ。 おおぎょうな作為がない。 作品、作家の紹介という仕事は、第一級の困難さをともなう。紹介者が不適任なばかりに、せっかくのすばらしい作品が光を…

坂本先生効果?なのか~ブロガーが読んだ社説

昨日の大手新聞の社説を、ブロガーはどのように評価しているのか。半日かけて、あちこち検索した。 多かったのが、東京新聞。 とりたてて珍しいことを書いているわけでもない。なぜ? ブロガーは、法政大学大学院の坂本光司先生の本に興味を示していた。 日…

恨み節  松葉ガニ漁同船ルポ

松葉ガニ漁の同乗取材をしたことがある。4日間だけだったが、乗船してまるっと1日で、胃袋のなかのものをすべて吐き出すほど過酷だった。 その船には、その後、記録者を同乗させていない。取材するほうも、取材させるほうも、リスクがともなうためである。…

またも・・・交付金

地方創生の骨格がでた。またも出てきたのが、交付金である。それも「自由度が高い」ので使い勝手がいい。反面、難関であることも確かだ。 活用例には東京圏からの移住促進や海外への販路開拓支援などを示す。ただ公共事業以外ならば使い道は原則自由で、自治…

大切にすべきことを「ないがしろ」にしない

今朝の「東京新聞」の社説は、心に響く。 印象にのこったフレーズがある。 アベノミクスに最も欠けている視座は、弱者への配慮であり、再分配政策など格差を縮める努力です。真の強者は弱者に優しい。弱者に冷たいのは、ただの弱い者いじめでしかないのです。…

腐る経済とは?

朝日新聞で見つけました。 自立するパン屋さんだ。 店主の下記の挨拶がみられる。 2014年12月21日に、智頭町長、いざなぎ振興協議会をはじめ町の方々と協定調印式を行い、旧那岐保育園の使用が正式に認められました。この度の移転に対して、智頭町からは多大…

つらら

起きてみると氷柱(つらら)がたれさがっていた。 久しぶりに見た。午後から、古老に聞き書きする予定である。

東京新聞が面白い

昨年から「東京新聞」を読んでいる。主張があって興味をひく。 今朝の社説は、教育問題である。さっそく、引いてみる。 不登校は「制度公害」であると、指摘する。 在野の教育研究者、古山明男さんは「不登校は制度公害です」と手厳しい。学校恐怖やいじめ、…

白磁焼

10年ちかく趣味で楽しんでいる焼き物をしてきた。 好きな白磁焼である。

バンガローでの積雪

友人が指定管理しているバンガローまで行ったら、軒下までの雪。 春3月になっても圧雪しているらしい。

師・むのたけじ

雪の里山に出向くと、師・むのたけじをおもいだす。吹雪のなかにたたずむ、むのを木村伊兵衛が活写。『たいまつ16年』のグラビアに載っている。 むのたけじについて語ることは、いまのジャーナリズムのあり方を根源的に問い直す作業とかさなる。それは知識…

ムラを散策

久しぶりの真っ白な雪。鑑賞すれば美しいが、ムラびとにとっては、営みをくるしめる。