むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

2017-02-23から1日間の記事一覧

「近代文学」の論客・本多秋五の名古屋時代

本多秋五の”落ち穂拾い”をはじめて三〇年になろうか。先達の評論家のような確たる研究は、力量不足でおよばない。名古屋タイムズでの新聞記者時代、いまは亡き木全円寿さん(同人雑誌『北斗』前主宰者)の「地元・挙母に残した本多資料を探せ」との指導で、…

こころのすき間

ひとは住む場所を失っても、だれかの心の中に棲んでいられる。 ひとの心に隙間があるのは、だれかを迎え入れるためなんだと。だから、人はいつも寂しさを感じてしまう。 縁って不思議です。 ひとつの円になって繋がっている。

民藝に生きる陶工

「伝統が重荷になってくるのはこれからでしょうが、自分が生かせるこんな素晴らしい仕事はないでしょうね」 江戸期から連綿と受け継がれている日本でも有数の民窯である鳥取県鳥取市河原町の牛ノ戸焼。 「しきたりは守っていかなければならない。でも新たな…