むらの幸福論

暮らしのちいさなところに眼をむける。

2019-10-10から1日間の記事一覧

草木は、腐らせろ

農村をあるくと、アチコチで煙がたちこめる光景にでくわす。雑草を燃やしているのだ。やたらと、草木を燃やしてはいけない。腐らせれば、いいだけのことだ。 古いものが腐りきらなければ、新しい芽はでてこない。腐るべきものがじゅうぶんに腐らないと、毒が…

サルとの生存競争

寒村に暮らしていると、晴れた日はせわしない。家事をすませ、そそくさと栗拾いにでかけた。友人の栗園で、10個ほど拾う。 枝に青々となっている栗は、やがて茶色くなって、ガマンしきれずにひらく。したに落ちているのを拾う。このところサルが落ちている…

小さな倖せ

いまは、季節からいえば、秋なんだろうか。日中の寒暖差がないので、さくもつの出来がわるい。葉物のそだちが、わるい。 わるい、わるいと嘆いても、さくもつは、育たない。可能性は、みつけだすものである。思考回路をかえることによって、探せる。探し出せ…